問題45 事例を読んで、次の記述のうち、精神保健福祉士が面接場面でKさんの母親に提案したこととして、適切なものを2つ選びなさい。
〔事例〕
Kさん(28歳、男性)は、大学在学中に統合失調症と診断され、卒業後は就職せずに自宅療養が続いていた。半年前から精神科デイケアを利用している。Kさんはデイケア担当の精神保健福祉士との面接で、「やっとデイケアに慣れたところなのに、父にも母にも『世間体が悪いので、早く働け』と毎日言われ、まいっている」と話した。精神保健福祉士は、Kさんの了解を得て母親と面接することになった。面接で母親は、「Kはデイケアに行く以外は寝てばかり。近所の目も気になり、ついイライラして小言を言ってしまう。もう28歳にもなるのに仕事もせず、親戚の集まりで肩身が狭い。父親はもうすぐ60歳になるし、早く働いてほしい」と畳み掛けるように話していた。
1 「病気の経過や治療方針について主治医から改めて説明してもらってはどうでしょうか」
2 「世間の人はあまり見ていないので、気にしないようにしてください」
3 「心配事を話せる場として家族教室に参加してはどうでしょうか」
4 「Kさんを毎朝起こし、生活リズムを管理しましょう」
5 「Kさんにはデイケアをやめて就労移行支援事業所に通所してもらいましょう」
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科目「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」 問題45
今回は第23回(令和2年度)「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」の問題45を解きます。
事例問題きましたねー。
今回の問題は、調べようがなさそうですね。
それでわいってみましょー。
これから精神保健福祉士の国試を受ける方も、そうでない方も、気軽に過去問に触れることができますので、気軽に最後まで読んでくださると嬉しいです。
PSWパパの解答
1、3
PSWパパの考え ← 認識が微妙・誤っているところは緑太字
2つ選ぶ、と
1 どうかなぁ、とは思うけど
2 「世間の人はあまり見ていない」とは、世間知らずな
3 これは良いですよね
4 管理的な促しを、支援者がするのはあまり好ましくないですなぁ
5 本人の意向を無視したらダメよ
1 と 3
正答
1、3
はい
調べてみる
選択肢1
正直、このタイミングでこの促しが母親にしっくり来るのかは微妙だと思いますが、消去法でこれは残りますね。
母親の気持ちを吐露できる場所が必要な気がするので、選択肢3のような提案は良いですよね。
次回は 午後の問題 問題46 をやります
今回のケース、親の年齢が「まだ頑張れる」年齢なんですよね。
でも、この時期から支援者と共にご本人のことを考えていけると、これまでとはだいぶ違った生活が送れるようになると思います。
このケースはどうなったのでしょう?
国試の本番ではこんなこと考えないでしょうが、例えば検討した事例の“今後”や、関わったケースの“今後”を想像することって結構その後に役立つと思います。
皆さんもやってみてはいかがでしょうか?
でわ、次回も頑張ってまいりましょー
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