問題7 次のうち、抗精神病薬の主な副作用として、適切なものを1つ選びなさい。
1 健忘
2 脱抑制
3 身体依存
4 反跳性不安
5 遅発性ジスキネジア
専門科目「精神疾患とその治療」問題07
今回は第22回(令和元年度)専門科目「精神疾患とその治療」の問題07を解きます。
抗精神病薬、ですね。
向精神病薬の方が広い概念ですので、間違えないように。
そんなこと言っておいて、この問題で正解できるかどうか…
でわ問題いってみましょー。
これから精神保健福祉士の国試を受ける方も、そうでない方も、気軽に過去問に触れることができますので、気軽に最後まで読んでくださると嬉しいです。
PSWパパの解答
5
PSWパパの考え ← 認識が微妙・誤っているところは緑太字
1 忘れっぽくならないでしょう
2 抑制がきかなくなる、が症状だからなぁ
3 これはない
4 不安が繰り返されるということ?ないでしょう
5 これです
正答
5
はい
調べてみる
- 抗精神病薬(Wikipedia)
主に、統合失調症の陽性症状(幻覚・妄想)をターゲットとして使われる、という認識です。 - 「お薬について」(すまいるナビゲーター)
副作用の箇所に「ジスキネジア」があり、「目が上を向く、ろれつがまわらない、首が反り返る、体が傾く、など」という状態を指すようです - 健忘(コトバンク)
- 脱抑制(e-ヘルスネット)
- 身体依存(e-ヘルスネット)
身体依存がない、ということは大事な情報だと思います。精神科薬に「依存がある」という偏見があるように思いますが、ほとんどの薬が適切に服用すれば身体依存はありません。 - 反跳作用(Wikipedia)
認識が少し違いますね。
反跳作用というのが「同じ薬の服薬を中止するか、服用量が低下した時に一過的に出現する、症状の発症や再発」とあるので、そういった時に出現する不安をさして「反跳性不安」というのでしょう - 遅発性ジスキネジア(メディカルノート)
このような症状が出てる方は、確かにいらっしゃいます
次回は 第22回 専門科目 問題08 をやります
抗精神病薬についてでした。
精神科治療に欠かせない薬物療法で使用される1つのカテゴリーです。
適切に服用すれば身体依存はありませんので、そこだけは覚えてほしいと思います。
でわ、次回も頑張ってまいりましょー!
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