問題24 社会における正義の実現に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 ロールズ(Rawls, J.)が『正義論』で主張した格差原理は、その社会において最も恵まれない人が有利となるよう、資源の配分を目標とした。
2 キムリッカ(Kymlicka, W.)による多文化主義は、固有の文化や生活様式を保持するため、同化政策の確立を目標とした。
3 ベンサム(Bentham, J.)による功利主義は、人々の直感から得られた快の総量を計り、「最大多数の最大幸福」の実現を目標とした。
4 サンデル(Sandel, M.)によるコミュニタリアニズムは、自己の在り方を「負荷なき自己」と捉え、共同体への帰属から自由になることを目標とした。
5 フリーダン(Friedan, B.)らによる第二波フェミニズムは、「個人的なことは政治的なことである」というスローガンの下、家父長制の維持を目標とした。
専門科目「精神保健福祉相談援助の基盤」問題24
今回は第22回(令和元年度)専門科目「精神保健福祉相談援助の基盤」の問題24を解きます。
「社会における正義の実現」。
世界では、その国の「正義」の違いで、争いが起こってますよね…
平和ってなんなんでしょうか。
でわ問題いってみましょー。
これから精神保健福祉士の国試を受ける方も、そうでない方も、気軽に過去問に触れることができますので、気軽に最後まで読んでくださると嬉しいです。
PSWパパの解答
1
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PSWパパの考え ← 認識が微妙・誤っているところは緑太字
1 文章的にこれがあってそう
2 同化政策を目標にしますかね
3 「最大多数の最大幸福」は誰だっけ?少なくともこの人では無い
4 「共同体への帰属から自由になる」のがコミュニタリアニズム、というのは変な気が…
5 フェミニズムと「家父長制の維持」は関係ないでしょ
正答
1
おー やったぁー
調べてみる
- 正義論(ロールズ)(Wikipedia)
- ウィル・キムリッカ(Wikipedia)
<多文化社会におけるマイノリティの権利といったシティズンシップの問題を考察している>
とあります。
「マイノリティの権利」と「同化政策」は、相反しますよね。 - 功利主義(Wikipedia)
<ベンサムの功利主義は、古典的功利主義とも呼ばれ、個人の効用を総て足し合わせたものを最大化することを重視するものであり、総和主義とも呼ばれる。「最大多数の最大幸福」と呼ばれることもあるが、正確には「最大幸福」である。>
とあり、どうやら、「最大多数」が取れて「最大幸福」のみということのようです。
でも、このベンサムという人が言ってたんですね…
私は勝手に、ミルだとばかり思っていました… お恥ずかしい。 - コミュニタリアニズム(コトバンク)
<コミュニタリアニズムの論者たちは、個人は個別の共同体に属することで、つまり特定の共同体のなかで生まれ育ち、その共同体に特有の価値を身につけることによってはじめて主体になると主張した。>
とあるので、共同体への帰属意識があることで個人が主体になる、ということですね。 - ベティ・フリーダン(Wikipedia)
女性の社会参加、という感じですよね。(「ウーマンリブ運動」って何かやったなぁ)
「家父長制の維持」ではないですね。
次回は 第22回 専門科目 問題25 をやります
「精神保健福祉相談援助の基盤」という科目の問題なんですが、
これ、「精神保健福祉相談援助の基盤」ですか?
うーん。
うーん…
でわ、次回も頑張ってまいりましょー!
>> 次の問題 第22回 専門科目 問題25 へ
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