今回を含めてあと2問(つまり7問)で「人体の構造と機能及び疾病」の科目問題が終わるようです。それではいきましょう。今回は第23回(令和2年度)の午前の問題 問題06を解きます。
これから精神保健福祉士の国試を受ける方も、そうでない方も、気軽に過去問に触れることができますので、気軽に最後まで読んでくださると嬉しいです。
精神保健福祉士 第23回(令和2年度)試験 午前の問題 問題06
科目 人体の構造と機能及び疾病
問題文
問題6 次のうち、精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)において、自閉スペクトラム症(ASD)と診断するための症状に含まれるものとして、正しいものを1つ選びなさい。
1 同一性への固執
2 精神運動制止
3 陰性症状
4 気分の高揚
5 幻覚
PSWパパの解答
4
![](https://pswpapa.com/wp-content/uploads/2021/09/logo-2-5.png)
PSWパパの考え ← 認識が微妙・誤っているところは緑太字
1 そんなのあるの?
2 制止(止まる)というのは違うかな
3 外からみて目立つ症状が出てると思うので、陽性だと思う
4 3で考えたことに近いのが、これだと思った
5 ASDの診断で、「幻覚があるから」ということは無いと思う
正答
1
マジかぁ。
調べてみる
DSM-5における自閉症スペクトラム(ASD:Autism Spectrum Disorder)の診断基準
以下のA、B、C、Dを満たしていること。
A:社会的コミュニケーションおよび相互関係における持続的障害(以下の3点で示される)
- 社会的・情緒的な相互関係の障害。
- 他者との交流に用いられる非言語的コミュニケーション(ノンバーバル・コミュニケーション)の障害。
- 年齢相応の対人関係性の発達や維持の障害。
B:限定された反復する様式の行動、興味、活動(以下の2点以上の特徴で示される)
- 常同的で反復的な運動動作や物体の使用、あるいは話し方。
- 同一性へのこだわり、日常動作への融通の効かない執着、言語・非言語上の儀式的な行動パターン。
- 集中度・焦点づけが異常に強くて限定的であり、固定された興味がある。
- 感覚入力に対する敏感性あるいは鈍感性、あるいは感覚に関する環境に対する普通以上の関心。
C:症状は発達早期の段階で必ず出現するが、後になって明らかになるものもある。
D:症状は社会や職業その他の重要な機能に重大な障害を引き起こしている。
(参照:DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル)
「同一性のこだわり」が入ってます。そうだったんだぁ。
そして、陰性症状・陽性症状ということではないということですね。
気分の高揚ということもありませんでした。
次は 午前の問題 問題07 をやります
同一性へのこだわり、知らなかったです。勉強になりました。
過去問で間違えたら、その部分を勉強してひとまず次に進んでいきましょう。
認識が微妙なところは、何度も「微妙だな」ということを繰り返すと「勉強しておこう」となると思うので、その時に勉強すれば良いと思います。
よし、次回も頑張ってまいりましょー
>> 次の問題 第23回 共通科目 問題07 へ
<< 次の問題 第23回 共通科目 問題05 へ
![](https://pswpapa.com/wp-content/uploads/2021/09/logo-2-5.png)
コメント