今回は第23回(令和2年度)の問題35を解きます。
これから精神保健福祉士の国試を受ける方も、そうでない方も、気軽に過去問に触れることができますので、気軽に最後まで読んでくださると嬉しいです。
精神保健福祉士 第23回(令和2年度)試験 午前の問題 問題35
科目 地域福祉の理論と方法
問題文
問題35 事例を読んで、N市の地域包括支援センターのC社会福祉士の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
N市の地域包括支援センターのC社会福祉士は、担当地区で住民主体の集いの場を行っているグループから、様々な高齢者が集まってくれて手応えを感じているが、福祉の専門的な相談に対応できずに悩んでいる、と相談を受けた。C社会福祉士は、この相談を住民活動と協働して、アウトリーチによる早期のニーズ把握を行う好機と捉え、対応することにした。
1 集いの場を通じて高齢者の早期のニーズを正確に把握するため、地域包括支援センターが主体となった運営に切り替えることを提案する。
2 集いの場において受付や後片付けなどを手伝い、集いの場により多くの参加者を受け入れられるよう支援する。
3 専門的な相談機関のリストを作成し、相談が必要な人に渡すよう、集いの場に参加している高齢者に依頼する。
4 集いの場に地域包括支援センターの保健師を派遣し、適切な介護予防のプログラムが実施できるよう指導させる。
5 集いの場において出張相談を実施し、気になることがあればいつでも相談してほしいと参加者に伝える。
PSWパパの解答
5
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PSWパパの考え ← 認識が微妙・誤っているところは緑太字
1 お株を奪ったらダメよ
2 参加者を増やすことは目的じゃない
3 参加者にリスト渡すだけ、だとなぁ
4 ニーズが介護予防なのか不明
5 これかな。存在を知ってもらうことと、近くに感じてもらうことが大事でしょう。
5で
正答
5
そうでしょう、そうでしょう
調べてみる
次回は 午前の問題 問題36 をやります
地域包括支援センターの方々も、様々な事例を対応しないと行けないから大変だと思います。
「8050問題」(Wikipedia、コトバンク)など言われますが、年齢や障害・疾病で支援を分ける傾向にある現在の行政システムだと、複数のニーズを抱えるケースや複数ケースを抱える家庭の支援で、支援が行き届かないことが往々にしてあります。
「8050問題」の際、地域包括支援センター・高齢福祉課 vs 保健所・障害福祉課 みたいな構図がみられたりします。こういう時、“医療”である病院は、年齢や障害を越えて関われる強みもありますが、彼らから一方的な期待を受けることもあり、それはそれで厄介だったりします。
本来、機関同士がお互いの領域を越えて協力できることが理想ですが、現実はなかなかうまく行きません。歯がゆい思いを何度したことか…。その度に力の無さを痛感してきましたが、結局そういう思いをしないと、大事なことを共有し物事を進める力も育まれないのだと思ってます。
はい。でわ次回も頑張ってまいりましょー
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