問題50 「平成29年版厚生労働白書」における社会保障の役割と機能などに関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
1 戦後の社会保障制度の目的は、「広く国民に安定した生活を保障するもの」であったが、近年では「生活の最低限度の保障」へと変わってきた。
2 1950年(昭和25年)の「社会保障制度に関する勧告」における社会保障制度の定義には、社会保険、国家扶助、治安維持及び社会福祉が含まれている。
3 社会保障には、生活のリスクに対応し、生活の安定を図る「生活安定・向上機能」がある。
4 社会保障の「所得再分配機能」は、現金給付にはあるが、医療サービス等の現物給付にはない。
5 社会保障には、経済変動の国民生活への影響を緩和し、経済を安定させる「経済安定機能」がある。
科目「社会保障」 問題50
今回は第23回(令和2年度)「社会保障」の問題50を解きます。
1問目から始めて、50問目まで来ました。
いやー、続ければ必ず前へ進むということですね。
まぁ、前へ進むことと併せて、進み方も大事になりますが。
節目の問題、いきましょー。
これから精神保健福祉士の国試を受ける方も、そうでない方も、気軽に過去問に触れることができますので、気軽に最後まで読んでくださると嬉しいです。
※「福祉行財政と福祉計画」問題42からは、それまでと構成を変え、冒頭より問題文→PSWパパの解答→PSWパパの考え→正答→調べてみる、という流れにしました
PSWパパの解答
3、5
PSWパパの考え ← 認識が微妙・誤っているところは緑太字
2つ選ぶのね。
1 逆だ
2 平成29年の白書の内容だから、これはどうかなぁ
3 向上はひっかかるけど、まぁそうかもしれない
4 所得から保険料を出して必要な給付を受ける、ということだから、現物給付にも「ある」と思う
5 物価スライドが浮かぶけど、そういうことなのかなぁ
でも、3 と 5 …にしましょう
正答
3、5
調べてみる
- 平成29年版厚生労働白書(厚労省)
選択肢1
「社会保障制度の充実・拡大に伴い、社会保障の目的は、「生活の最低限度の保障」から、「広く国民に安定した生活を保障するもの」へと変化」
選択肢2
「「1950年勧告」では、社会保障は主に「最低限度の生活の保障」を行うものだった」
選択肢4
「所得再分配には、現金給付だけでなく、医療サービスや保育などの現物給付による方法もある。現物給付による再分配により、所得の多寡にかかわらず、生活を支える基本的な社会サービスに国民が平等にアクセスできるようになっている。」
→所得再配分というのは<所得の高い人は高い保険料、低い人は低い保険料で同じサービスが受けられる>ということに主眼が置かれるのでした。そっか、そうですね。
選択肢3、5 ←正答
「社会保障の機能は、主として、①生活安定・向上機能、②所得再分配機能、③経済安定機能の3つがあげられる」
次回は 午前の問題 問題51 をやります
50日間で50問。千里の道も一歩から、ですね。
とはいえ、これでは23回の問題がいつ終わるのでしょうか…
それはそれで、スピードが遅い気がしてきました。考えねば。
でわ、次回も頑張ってまいりましょー
→ 午前の問題 問題51 へ
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