問題76 事例を読んで、X病院のB医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)のCさんへの対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Cさん(43歳、男性)は、正社員として勤務する工場での仕事中に鋼板の落下によって頭部外傷を負った。救急病院で1か月の入院後、リハビリテーションの目的でX病院へ転院し3週間が経過した。下肢の片麻痺{まひ}と高次脳機能障害があり、歩行のために下肢装具を製作した。CさんはB医療ソーシャルワーカーの下を訪れ、「労働災害として認められたが、今後の経済的なことがとても心配である。復職を含めたこれからの生活について相談したい」と話した。B医療ソーシャルワーカーはCさんの不安な気持ちに共感しながら具体的な情報を提供した。
1 Cさん宅へ職場適応援助者(ジョブコーチ)を派遣し、復職に向けた訓練ができることを説明する。
2 入院期間中は傷病手当金が支給されることを説明する。
3 装具購入費は、労働者災害補償保険法に基づいて勤務先の工場へ請求できることを説明する。
4 退院後の生活に備えて、介護保険の要介護認定の申請について説明する。
5 休業4日目以降の休業期間中は、休業補償給付に加えて休業特別支給金が受けられることを説明する。
科目「保健医療サービス」 問題76
今回は第23回(令和2年度)「保健医療サービス」の問題76を解きます。
事例問題ですね。病院のソーシャルワーカーということですが社会福祉士ということなので、どうでしょうかねぇ。
はい、いってみましょー。
これから精神保健福祉士の国試を受ける方も、そうでない方も、気軽に過去問に触れることができますので、気軽に最後まで読んでくださると嬉しいです。
※「福祉行財政と福祉計画」問題42からは、それまでと構成を変え、冒頭より問題文→PSWパパの解答→PSWパパの考え→正答→調べてみる、という流れにしました
PSWパパの解答
2
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PSWパパの考え ← 認識が微妙・誤っているところは緑太字
1 Bさんだけで、復職への道へ向かわせるような対応は良くないです
2 傷病手当金… どうだっけ
3 勤務先なのかなぁ
4 これもBさんだけで、要介護認定の「申請」について説明してしまってよいだろうか
5 あーわからん
2で。 わかりません。
正答
5
こっちかぁ
調べてみる
選択肢1
ジョブコーチ(厚労省)
根本的にはパパの考えは正しいと思ってます。
が、ここはCさんの復職に関して「ジョブコーチ」というものが支援にそぐわない、ということのようです。(やるのだとすると「リワークプログラム」ということなんでしょうか…)
選択肢2
傷病手当金(全国健康保険協会)
説明に「傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、病気やけがのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。」とあります。
選択肢文中の「入院期間中は」が間違いということですね。
選択肢3
補装具費支給制度の概要(厚労省)
この制度は、現在は障害者総合支援法が根拠法となってます
選択肢4
これも、根本的にはパパの考えは正しいと思ってます。
が、ここでは片麻痺と高次脳機能障害が介護保険申請の要件になるか、が問われてるみたいです。介護保険は、40〜65歳に特定疾病の状態になると申請することができますが、「特定疾病の選定基準の考え方(厚労省)」からわかるように、要件に該当しません。
選択肢5
「休業(補償)等給付について」(厚労省)
次回は 午前の問題 問題77 をやります
くー、細かくは身についてませんなぁ。
正直「こういうサービスあったよね」とか、「こういう制度受けれるじゃなかったっけ?」といった感じで仕事してますので…(お恥ずかしい)。
切り替えよう。
今回で科目「保健医療サービス」が終わりました。
次回からは共通の最後の科目「権利擁護と成年後見制度」です。
しっかり頑張っていこー
→ 午前の問題 問題77 へ
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