問題83 「成年後見関係事件の概況(平成31年1月~令和元年12月)」(最高裁判所事務総局家庭局)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 「成年後見関係事件」の「終局事件」において、主な申立ての動機として最も多いのは、預貯金等の管理・解約であった。
2 「成年後見関係事件」の「終局事件」において、市区町村長が申立人となったものの割合は、全体の約5割であった。
3 後見開始、保佐開始、補助開始事件のうち「認容で終局した事件」において、親族以外の成年後見人等の選任では、社会福祉士が最も多い。
4 「成年後見関係事件」のうち「認容で終局した事件」において、開始原因として最も多いのは、統合失調症であった。
5 「成年後見関係事件」の申立件数に占める保佐開始の審判の割合は、全体の約7割であった。(注)
(注)
1 「成年後見関係事件」とは、後見開始、保佐開始、補助開始及び任意後見監督人選任事件をいう。
2 「終局事件」とは、認容、却下、その他(取下げ、本人死亡等による当然終了、移送など)によって終局した事件のことである。
3 「認容で終局した事件」とは、申立ての趣旨を認めて、後見開始、保佐開始、補助開始又は任意後見監督人選任をする旨の審判をした事件のことである。
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科目「権利擁護と成年後見制度」 問題83
今回は第23回(令和2年度)「権利擁護と成年後見制度」の問題83を解きます。
いやー、午前の問題の最後になります。
足掛け83日。
長い!
そしてスピードとしては遅い!
…でも背伸びはしません。すみません。
今日もマイペースでいきたいと思います。
これから精神保健福祉士の国試を受ける方も、そうでない方も、気軽に過去問に触れることができますので、気軽に最後まで読んでくださると嬉しいです。
※「福祉行財政と福祉計画」問題42からは、それまでと構成を変え、冒頭より問題文→PSWパパの解答→PSWパパの考え→正答→調べてみる、という流れにしました
PSWパパの解答
1
PSWパパの考え ← 認識が微妙・誤っているところは緑太字
(注)があっても難解な日本語…
1 ありうる
2 そんな無いでしょう
3 弁護士や司法書士の方が多いのでないだろうか
4 認知症でしょう
5 後見が多いんじゃないか?
1でお願いします!
正答
1
やりましたー
調べてみる
- 「成年後見関係事件の概況(平成31年1月~令和元年12月)」(裁判所)
選択肢1
「申立の動機」は、8ページで表になってます。40.6%が「預貯金等の管理・解約」です。
選択肢2
申立人の割合は、4ページでグラフになってます。上から
1 本人の子(22.7%)
2 市区町村長(22.0%)
3 本人(18.6%)
となってます
選択肢3
成年後見人等と本人との関係については、10ページでグラフになってます。上から
1 司法書士 (10539件)
2 弁護士 ( 7763件)
3 社会福祉士( 5133件)
4 市民後見人( 296件)
となってます
選択肢4
申立の開始原因別割合は、7ページでグラフになってます。63.3%が認知症とのことです。
選択肢5
申立件数は、1ページで表になってます。7割あるのは後見開始で、保佐開始については2割弱といったところです。
第23回 午前の問題 は今回で終わりです
今、介護保険の区分変更と後見鑑定の依頼を同時に受けてるケースがあり、書類(情報)の整理をしています。
別にそのケースに限らないのですが、本当に様々な背景で現在に至り、制度利用を望んでいる対象者や家族に対して、活用できる状態にすることの大切さを改めて感じてます。
今回で午前の83問を終えました。もう1問目が何だったか覚えておりません。
既に午後の問題はスタートしておりますので、この後は午後の問題01にリンクを貼ります。
まだまだ続きますし、23回を終えたら22回をやろうと思います。
そして、24回の問題が出たら、そちらを進めていこうと思います。
さ、この後も頑張ってまいりましょー
→ 午後の問題 問題1 へ
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