問題11 次の記述のうち、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014」に示されている内容として、正しいものを2つ選びなさい。
1 うつ病に伴う不眠症状では、睡眠による休養感の欠如が最も特徴的である。
2 成人してから加齢するにつれて夜間の睡眠時間が増加する。
3 蓄積された睡眠不足に伴う作業能率は「寝だめ」で十分回復する。
4 睡眠薬代わりの寝酒は睡眠を悪くする。
5 眠くなくても、寝床に入る習慣をつける。
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科目「精神保健の課題と支援」 問題11
今回は第23回(令和2年度)「精神保健の課題と支援」の問題11を解きます。
「睡眠指針」て。そんなの出してたんですか。
でも、出すくらいだから、睡眠というのは関心の高いことなのですね。
相談を受ける際に、“眠れているか”は聞きますし(あと、お酒・タバコ・食欲については聞きますね)。
さぁいってみましょー。
これから精神保健福祉士の国試を受ける方も、そうでない方も、気軽に過去問に触れることができますので、気軽に最後まで読んでくださると嬉しいです。
PSWパパの解答
1、4
PSWパパの考え ← 認識が微妙・誤っているところは緑太字
正しいもの2つですね。
1 そうだと思う
2 減りますし、実際減ってきてますよ
3 う〜ん、どうだろう
4 その通り
5 それで眠れないとストレスフルですよね
なので 1、4 だ
正答
1、4
ありがとうございます
調べてみる
- 「健康づくりのための睡眠指針2014」(厚労省)
【睡眠12箇条】
1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。
選択肢1
「健康づくりのための睡眠指針2014」(厚労省)の7ページに
<うつ病になると 9 割近くの人が何らかの不眠症状を伴い、中でも睡眠による休養感の欠
如は、最も特徴的な症状と考えられています。>
とあります
選択肢2
「健康づくりのための睡眠指針2014」(厚労省)の8ページに
<夜間に実際に眠ることのできる時間、つまり一晩の睡眠の量は、成人してからは加齢す
るにつれて徐々に減っていきます。>
とあります
選択肢3
「健康づくりのための睡眠指針2014」(厚労省)の44ページに
<日本では、平日の睡眠不足を補うために、週末に睡眠をまとめてとる「寝だめ」をする人が存在
する。「寝だめ」は作業効率の改善のためには、ある程度有効であることがいくつかの介入研究で示されてはいるが、 これらの結果は、睡眠不足が続いて蓄積されると、「寝だめ」だけでは睡眠不足に伴う作業能率の回復には不十分であることを示している。>
とあります
選択肢4
「健康づくりのための睡眠指針2014」(厚労省)の5ページに
<睡眠薬代わりに寝酒を飲む習慣を持っている人が男性で多いことがわかっています。アルコールは、睡眠薬代わりに少し飲んでいる場合でも、慣れが生じて量が増えていきやすいことが知られています。アルコールは、入眠を一時的には促進しますが、中途覚醒が増えて睡眠が浅くなり、熟睡感が得られなくなります。>
とあります
選択肢5
「健康づくりのための睡眠指針2014」(厚労省)の13ページに
<不眠を経験すると、心配になって早くから寝床に就こうとしがちですが、意図的に早く寝床に就くと、かえって寝つきが悪くなります。就床時刻はあくまで目安であり、その日の眠気に応じて「眠くなってから寝床に就く」ことがスムーズな入眠への近道です。>
とあります
次回は 午後の問題 問題12 をやります
この指針は非常に重要ですね。
いやー知らなかったし。
なお、同10ページに
<寝床に入ってから携帯電話、メールやゲームなどに熱中すると、目が覚めてしまい、さらに、就床後に、長時間、光の刺激が入ることで覚醒を助長することになるとともに、そもそも、夜更かしの原因になるので、注意が必要です。>
ですって。
スマホやるよなー。ダメなんだよなー。
くぅ、次回も頑張ってまいりましょー
→ 午後の問題 問題12 へ
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