次の事例を読んで、問題49から問題51までについて答えなさい。
〔事例〕
精神保健福祉センターの思春期相談担当のA精神保健福祉士(以下「A相談員」という。)の下に、Bさん(45歳、女性)が娘Cさん(14歳)のことで相談に来た。Bさんの話によると、「Cは3か月ほど前の中学2年に進級した頃から食べなくなり、急激に痩せてきた。食べるように言うと怒って部屋に入ってしまうので、どうしたらいいか分からない」「養護教諭からこちらの思春期相談を勧められ、本人が拒んだので私だけで相談に来た」という。面談を終えた後、A相談員はBさんに少し待ってもらい、Cさん宛てに書いた手紙を渡してもらうように伝えた。(問題49)
2週間後、CさんはA相談員の下を訪れ、面談するようになった。Cさんは面談の中で、「勉強も部活も頑張ってきた。陸上部で良い成績を出すために減量を始めたが、最近は練習についていけない。部活の友達にはどうしても負けたくない」「家で母親に食べろと言われるのがとても嫌でよくけんかになる。でも、仕事で活躍している母親のことは尊敬している」などと話すようになった。
週に一度の面談を1か月ほど重ね、夏休みを迎えた頃、Cさんは、「部活の顧問から体調が心配だから休むように言われてしまった」「家で過食や嘔吐{おうと}を繰り返している」「もうどうしていいか分からない」とA相談員に訴えるようになった。その頃には更に痩せて、肥満度マイナス25%まで減少していた。A相談員はCさんに児童専門の精神科受診を勧めていたところ、ようやく受診に至った。診察後、主治医は、「今の状態が続くと2学期の登校は難しいのではないか」とCさんとBさんに伝えたが、Cさんは学校も部活も休みたくないと希望した。報告を受けたA相談員は、CさんとBさんに学校、医療機関との関係者会議を持つことを提案した。(問題50)
関係者会議の数日後、Bさんは一人でA相談員の下へ相談に訪れた。Bさんは、「Cがこのようになったのは私のせいではないか」「このまま仕事を続けていていいものか悩んでいる。しかし、実は責任のある仕事を任されるようになったばかりで、誰にも相談できずにいる」と思い詰めた様子で語った。(問題51)
問題49 次の記述のうち、A相談員がCさんに書いた手紙の内容として、適切なものを1つ選びなさい。
1 あなたは摂食障害という病気なので、早めに相談に来てください。
2 なぜ食べられないのでしょうか。一緒に考えていきましょう。
3 家族のことや学校のことなど、なんでもいいので話に来ませんか。
4 あなたのつらさの要因はご家族にあるので、あなたは何も悪くありませんよ。
5 あなたを入院させたくないので、まずこちらに相談に来ませんか。
★お買い物は、必要な時に、必要な分を買うのが一番★
↓広告です。本当ですか?
科目「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」 問題49
今回は第23回(令和2年度)「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」の問題49を解きます。
事例問題です。
ちょっと長文になりますが、1問ずつ解いていきます。
それでわいってみましょー。
これから精神保健福祉士の国試を受ける方も、そうでない方も、気軽に過去問に触れることができますので、気軽に最後まで読んでくださると嬉しいです。
PSWパパの解答
3
PSWパパの考え ← 認識が微妙・誤っているところは緑太字
いきなり手紙書くの?すごいな。
1 医師じゃないから病名を確定的に言わないです
2 いきなり手紙書いてきて、そんなこと言われて「はい、わかりました」ってならない
3 話したいニーズがあるのかね?
4 本人が家族の責任と思ってなかったら最悪
5 なんで入院なの?って疑心暗鬼
手紙書く時点でどうか?と思いますが、
この中だったら 3 ですね
正答
【3】
調べてみる
- 摂食障害(みんなのメンタルヘルス 厚労省)
基本、考えたことで合ってると思います。
次回は 午後の問題 問題49 をやります
手紙書くのは凄いなぁ。
でも、思春期の方への対応となると、そういうやり方もあるかもしれないですね。
内容も、消去法で分かったけど、選択肢3が妥当な内容なのか、はどうなんでしょうかね。
わからないけど…
でわ、次回も頑張ってまいりましょー
>> 次の問題 午後の問題 問題50 へ
<< 前の問題 午後の問題 問題48 へ
コメント